乗り物好きの子どもって、電車を見るだけじゃ満足しないんですよね。
ちなみに、北海道新幹線のはやぶさに乗車した時に息子が言った言葉は「はやぶさどこ?」でした(笑)
実際に「乗りたい」「動かしたい」「運転したい」。
その気持ちに応えてくれる場所を探すのが、けっこう大変で。
全国各地、訪れた先で鉄道好きの息子たちを連れて「見学だけ」の施設に行って、思ったより早く飽きられてしまった経験があります。
そんな中で見つけたのが、木古内町にある道南トロッコ鉄道。
2014年に廃止された旧JR江差線の線路を、そのまま自分で走れる体験施設です。
しかも函館から無料高速で40分。
硬券の切符を買って、改札鋏を入れてもらって、本物の線路へ出発する。
息子たちは目をキラキラさせていました。
乗ってみると、20分ほどの短い時間でしたが、一瞬に感じるはずなのに子供達の興奮が目に見えて高く、子供の感性って面白いなあと感じました。
「見るだけ」じゃなく「動かせる」体験は、子どもの記憶に残り方が違います。
道南トロッコ鉄道ってどんなところ?廃線がそのまま遊び場に
道南トロッコ鉄道は、2014年5月に廃止された旧JR江差線(木古内〜江差間)の線路を使った、軌道自転車の体験施設です。
運営しているのは地域団体「北海道夢れいる倶楽部」。
「この線路を生かしたい」という地元の方々の思いから、2016年春に生まれました。
走るのは、実際に列車が走っていた本物の線路。しかも乗る車両も、国鉄・JR北海道が保線用に使っていた軌道自転車を体験向けに改造したものなんです。
廃線跡がそのまま子どもの遊び場になっている、というのがもう贅沢すぎて。
旧渡島鶴岡駅の駅舎で、硬券の切符を買う

乗り場は「鶴岡公園駅」。これ、旧JR江差線の渡島鶴岡駅の跡地なんです。
公園のような広場の片隅に木造の小さな駅舎がポツンと建っています。
当時の駅の待合室だった建物が、そのままトロッコの切符売り場になっています。 ここで買えるのは、昔ながらの硬い厚紙の乗車券(硬券)。
1時間に3便、1回で4組しか乗れないので、繁忙期で待つこともあります。
最初にチケットまたは整理券を取り、時間まですぐ横のいかりん館で見学しつつ待つことをおすすめします。

窓口で切符を買って、改札鋏をパチンと入れてもらって、いざ出発。 この一連の流れが、子どもにとっては完全に「本物の鉄道体験」でした。
記念切符や記念はがきも売っているので、旅の思い出にもなります。
行きは動力付き、帰りは足漕ぎで自走する
コースは鶴岡公園駅を出発して、令和鶴岡を通過し、北鶴岡公園駅(またはキーコの郷駅)で折り返す往復約20分。 距離は約1.7kmです。
面白いのが、行きと帰りで走り方が変わること。
- 行き:スタッフさんが運転する動力付きトロッコがアシストしてくれる
- 帰り:自分でペダルを漕いで戻る(足漕ぎ)
つまり帰り道は、自転車のように自分の足で漕いで進むんです。
若干の下り坂になっているようで、スイスイ走れました。
ただし足漕ぎ体験は10歳以上が対象。 うちの子たちはまだ小さいので小児席に座り、漕いだのは親でした。
これが意外と楽しいんですよね。 親が漕いで、子どもは前の席で風を受けながら大興奮。
「子どものために」行った場所で、親がいちばん楽しんでいるパターンでした(笑)
田園風景を風を切って進む|お寺の境内を横切る珍しい区間も

走っている途中の景色も、この体験の魅力です。
田んぼの真ん中を走る区間があったり、線路脇に駅名標や信号場がそのまま残っていたり。 「きたつるおか」「つるおかこうえん」といった標識を見つけると、子どもたちは大喜びでした。
そして特に珍しいのが、禅燈寺というお寺の境内(山門と本堂の間)を横切る区間。 かつて江差線の列車がここを走っていたそうで、全国的にも珍しいスポットなんだそうです。
さらに、終点のキーコの郷駅付近には木古内町の特産「はこだて和牛」が放牧されていることも。 時期によっては牛に会えるので、出会えたらラッキーです。
道南トロッコ鉄道の基本情報
| 項目 | 施設基本情報 |
|---|---|
| 施設名 | 道南トロッコ鉄道 鶴岡公園駅 |
| 住所 | 北海道上磯郡木古内町字鶴岡73 |
| アクセス |
・函館から高速道路で約40分 ・JR木古内駅から車で約5分 ・函館バス「鶴岡禅燈寺前」下車すぐ |
| 運行期間・日 |
・運行期間:4月下旬〜11月上旬 (※2026年シーズンは4/18スタート、11月中旬まで予定) ・運行日:土・日・祝日 (※GWや夏休み等の繁忙期は平日運行あり) |
| 料金 |
・一般・体験席:800円 ・小児席(概ね10歳未満):400円 |
| 所要時間 | 往復約18分 (コース全長:約1.7km) |
| 予約・受付 |
当日は現地切符の販売順で案内 ※「じゃらん」の予約限定運行日もあります |
※2名から乗車可、未成年のみの乗車はできません。 ※雨天・悪天候時は運休となります。 ※足漕ぎ体験は10歳以上が対象です。
行く前に知っておきたい3つのこと
1. 運行日は土日祝が基本
平日は基本的に運行していません(繁忙期は平日営業あり)。 旅程を組むときは、土日祝に合わせるのが確実です。
じゃらんで予約限定の平日運行日が設定されることもあるので、平日に行きたい場合はチェックしてみてください。
2. 雨だと運休になる
屋根のない軌道自転車なので、雨天・悪天候時は運休です。
天気予報を見て、代替プランも考えておくと安心です。
雨の日は函館駅前の「はこだてキッズプラザ・みらい館」など、屋内施設に切り替えるのもおすすめです。
3. 2名以上での乗車が必要
料金は1名分から選べますが、乗車は2名からとなっています。 親子で行けば問題ありませんが、一人旅の方は2名分の料金を支払えば乗れるそうです。
木古内町、通り過ぎるだけじゃもったいない

木古内町は北海道新幹線の駅がある町。 函館に向かう途中で通過してしまいがちですが、実はここ、ゆっくり寄る価値があります。
トロッコの近くには木古内町郷土資料館「いかりん館」もあり、道の駅「みそぎの郷きこない」は道内道の駅満足度No,1になったこともある充実した道の駅。
函館へ戻る前に寄ってみると楽しいと思います。
道の駅にはご当地キャラの「キーコ」もいて、子どもと写真を撮るのも楽しいですよ。
まとめ|廃線を自分で漕げる、ここだけの体験
乗り物好きの子を連れて行くなら、道南トロッコ鉄道はかなりおすすめです。
- 函館から高速で約40分、木古内町にある廃線体験施設
- 旧JR江差線の本物の線路を走る(約1.7km・往復約18分)
- 旧渡島鶴岡駅の駅舎で硬券切符を買って、改札鋏を入れてもらえる
- 行きは動力付きトロッコ、帰りは足漕ぎで自走
- 料金は一般・体験席800円、小児席400円
- 足漕ぎ体験は10歳以上、小さい子は小児席で乗車
- 運行は4月下旬〜11月上旬の土日祝、雨天は運休
- お寺の境内を横切る珍しい区間や、はこだて和牛にも会えることも
「見学するだけ」じゃなく「自分で動かせる」体験は、子どもの反応が全然違います。
函館旅の1日に、ぜひ組み込んでみてくださいね。
この記事を保存しておくと、現地で運行日や料金を確認するときに便利ですよ。
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木古内町へは車があると断然動きやすいです。函館空港でレンタカーを借りるのが便利でした。
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