函館旅行のプランを立てていると、必ず出てくるのが「大沼公園、行っておくべき?」という疑問。
湖と駒ヶ岳の景色は確かに絶景です。
でも正直のところ、幼稚園の子供が大きな湖を見て「ああ、綺麗だな」とか「絶景だなあ」とかってしみじみ自然の良さに気づきにくいもの。
いやいや我が子は、大沼で感動しています!という方がいらしたら、なかなかの渋い感性をお持ち!(笑)
大沼は、国定公園となっていて確かに美しいのですが、その魅力って公園の中だけじゃないんですよね。
ぐるりと周辺に目を向けると、絶景の展望台、静かな森、牧場のソフトクリーム、そして噴き上がる温泉まで、道南らしさが詰まったスポットが車で30分圏内に点在しています。
私自身、函館に通ううちに「大沼公園に行って、団子を食べて帰る」だけではもったいないなと感じるようになりました。
周辺スポットを組み合わせると、半日で驚くほど濃い体験ができるんです。
ということで今回は、大沼周辺のおすすめスポット4か所を、ドライブコースの流れでご紹介します。
今回紹介する4つのスポット
まずは全体像から。どこも大沼公園から車で30分圏内にあります。
大沼国際セミナーハウスは、ワーケーションを考えている方や、
長期休暇でもしっかり仕事はしたい!という方にぴったりの場所です。
| スポット | 楽しめること | 料金 | 大沼公園から |
|---|---|---|---|
| きじひき高原 | 大パノラマ・雲海・新幹線ビュー | 無料 | 車で約25分 |
| 久保田牧場 | 濃厚ソフトとジェラート | ソフト代のみ | 車で約10分 |
| しかべ間歇泉公園 | 間歇泉・足湯・蒸し釜体験 | 大人300円 | 車で約30分 |
| 番外編:大沼国際セミナーハウス | 森の散策・静かなカフェ時間 | 無料 | 車で約3分 |
気になるところだけ選んで組み合わせるのがおすすめです。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
きじひき高原パノラマ展望台|道南を一望する絶景スポット

最初に向かうのは、北斗市の木地挽山にあるきじひき高原。
標高560メートルの展望台からは、函館山、大野平野、津軽海峡、大沼、駒ヶ岳まで、道南の景色をぐるりと見渡せます。
特徴的なのが、函館平野に巨大な弧を描く北海道新幹線の高架橋。
半径3000メートルのカーブを描く姿は、ここでしか見られない景色です。新幹線好きのお子さんがいるご家庭には、たまらないポイントだと思います。
雲海と裏夜景が狙える
条件が合えば、眼下に広がる雲海を見ることができます。
チャンスは8時〜10時頃、または夕方。新函館北斗駅にはきじひき高原のライブ映像を映すモニターが設置されているので、新幹線で到着してから雲海チェック→そのままレンタカーで直行、という贅沢な楽しみ方もできます。
また、函館山を裏側から眺める「裏夜景」の名所としても知られています。
| 項目 | スポット基本情報 |
|---|---|
| 住所 | 北海道北斗市村山174 |
| 開放期間 |
4月下旬〜11月上旬 ※積雪状況により変動あり |
| 時間 |
8:30〜20:00 ※7・8月は21:00まで延長 |
| 料金 | 無料 |
| 駐車場 | 普通車30台・大型バス6台(無料) |
| アクセス |
・JR新函館北斗駅から車で約15分 ・JR函館駅から車で約40分 |
展望台はガラス張りの全天候型なので、風が強い日でもゆっくり景色を楽しめます。
休憩スペースや自動販売機、綺麗なトイレも完備。展望台へ向かう道路には、走ると音楽が聞こえる「メロディーロード」もあるので、車内で耳を澄ませてみてください。
久保田牧場ミルクパーラー|低オーバーラン製法の濃厚ソフト

大沼周辺には牧場が点在していますが、地元の人に愛されているのが七飯町軍川、通称ミルクロード沿いにある久保田牧場です。
ここのアイスクリームとソフトクリームは、高級アイスの製法である「低オーバーラン製法」で作られています。
空気の含有率が少ないぶん、ミルクの味が濃くなめらか。着色料や香料などの添加物は一切使っていません。
ジェラートのフレーバーが豊富
ソフトクリームも人気ですが、ジェラートの品揃えが本当に豊富です。
ミルク、バニラ、抹茶、コーヒー、いちご、ごま、函館ワイン、そして道南らしい昆布味まで。何があるかは行ってからのお楽しみという、選ぶ時間も含めて楽しい売店です。
自家製のモッツァレラチーズやカマンベールチーズも販売されているので、お土産にもおすすめ。
牧場からは駒ヶ岳の眺めも素晴らしく、広い空の下で食べるソフトクリームは格別です。
| 項目 | 店舗基本情報 |
|---|---|
| 住所 | 北海道亀田郡七飯町字軍川527-2 |
| 営業時間 |
10:00〜16:30頃 ※時期や季節により変動あり |
| 定休日 |
・11〜4月:火曜日 ・5〜10月:無休 |
| アクセス | JR大沼公園駅から車で約10分 |
店舗前には冷蔵・冷凍の自動販売機が設置されているので、営業時間外でも商品を購入できます。看板が小さめなので、通り過ぎないようにご注意を。
しかべ間歇泉公園|北海道遺産の温泉ショーと蒸し釜体験

最後は少し足を延ばして、鹿部町へ。
道の駅にもなっている、しかべ間歇泉公園です。
ここの主役は、約10〜15分間隔で高さ15メートル以上まで噴き上がる間歇泉。大正13年に温泉を掘っている最中に偶然発見されたもので、2018年には北海道遺産に選定されました。100度を超えるお湯が地面から噴き上がる様子は、なかなか他では見られない光景です。
足湯につかりながら間歇泉を眺める
この公園のいいところは、間歇泉が見える位置に足湯があること。タオルの貸し出しもあるので、手ぶらで立ち寄っても大丈夫です。神経痛や冷え性、疲労回復に効能があるとされていて、ドライブの疲れがすっと抜けていきます。
女性専用の脱衣所も完備されているので、急に立ち寄っても安心です。
温泉蒸し釜体験が子どもに大人気
もうひとつの名物が、温泉の蒸気を使った蒸し釜体験。
館内の売店で専用の食材セットを購入して、指定された蒸し釜に自分で投入するだけ。10分ほどで熱々の蒸し料理ができあがります。
食材はホタテ、牡蠣、温泉卵、隣町・森町名産のひこま豚と野菜のセット、ホタテ饅、温泉まんじゅうなど。説明が丁寧に書かれているので初めてでも迷いません。自分で作って食べる体験は、子どもにとって忘れられない思い出になります。
| 項目 | 施設基本情報 |
|---|---|
| 住所 | 北海道茅部郡鹿部町字鹿部18-1 |
| 営業時間 |
・3/20〜11/30:9:00〜17:00 (※金・土・日・祝は18:00まで) ・12/1〜3/19:10:00〜15:00 (※金・土・日・祝は変動あり) |
| 定休日 |
・3/20〜12/31:無休 ・1/4〜3/19:毎週水曜日 ・年末年始 |
| 入場料 |
・大人:300円 ・小中学生:200円 ・幼児:無料 ※物販エリアへの入場は無料です |
| 駐車場 | 45台 |
| アクセス |
・JR新函館北斗駅から車で約30分 ・JR函館駅から車で約60分 |
物産館「食とうまいもの館」では、特産の鹿部たらこや白口浜真昆布の根昆布だしが人気。漁協女性部による「浜のかあさん食堂」のプレミアムたらこ御膳も評判です。
大沼国際セミナーハウス|湖畔の森でひと息つく

きじひき高原から大沼方面へ。
大沼公園駅から車で2〜3分、湖畔の森の中にあるのが大沼国際セミナーハウスです。
音楽ライブホールやコワーキングスペースとしても使われていて、イベントが開催されることもあります。訪問前に公式サイトやSNSをチェックしておくと、思わぬ催しに出会えるかもしれません。
「セミナーハウス」という名前から、観光客が入れない施設だと思ってしまいますよね。でも実際は、カフェコーナーで読書をしたり、ゆったり過ごしたりできる、大人の隠れ家のような場所なんです。

観光に来ているのに仕事!となるのは悔しいことですが、
日常的にゆったりとした自然の中で集中力爆上がりなのは、言うまでもありません。
建物の裏には森林公園が広がる
このスポットの魅力は、建物の裏手に広がる大沼森林公園。散策路が整備されていて、運が良ければエゾリスや小鳥たちが出迎えてくれます。
春は新緑と水芭蕉、夏は豊かな植生、秋は紅葉と、四季それぞれの表情が楽しめます。
セミナーハウスへ向かう遊歩道には「数学の道」という名前がついていて、なんとも言えない静かな雰囲気。観光地の喧騒から少し離れて、深呼吸したくなる場所です。
| 項目 | スポット基本情報 |
|---|---|
| 住所 | 北海道亀田郡七飯町大沼町127-1 |
| 開館時間 | 9:00〜17:00 |
| 料金 |
見学無料 ※施設利用(会議室・ホール等)は別途料金がかかります |
| アクセス |
・JR大沼公園駅から車で2〜3分 ・函館空港から車で約45分 |
| 電話番号 | TEL:0138-67-3950 |
時間がある方へ|効率のいい回り方
全部を1日で回りたい場合の、おすすめの順番はこちらです。
- きじひき高原(朝いちばん。雲海のチャンスは8〜10時頃)
- 大沼国際セミナーハウス(森を散策して深呼吸)
- 久保田牧場(おやつの時間にソフトクリーム)
- しかべ間歇泉公園(足湯と蒸し釜で締めくくり)
鹿部町だけ少し離れているので、時間が限られている場合は大沼寄りの3か所に絞るのも手です。逆に、鹿部の海鮮を目当てにするなら、大沼を早めに切り上げて鹿部でゆっくりするのもいいですよ。
まとめ|大沼は「周辺」まで足を延ばすと面白い
大沼周辺の4スポットをご紹介しました。
- きじひき高原…道南を一望する大パノラマと雲海、新幹線ビュー
- 大沼国際セミナーハウス…湖畔の森で静かに過ごす時間
- 久保田牧場…添加物なしの濃厚ソフトとジェラート
- しかべ間歇泉公園…北海道遺産の間歇泉、足湯、蒸し釜体験
どこも大沼公園から車で30分圏内。
しかも、きじひき高原は無料、久保田牧場もソフトクリーム代だけ、しかべ間歇泉も入場300円と、驚くほどお財布に優しいのも魅力です。
函館観光の2日目や、新函館北斗駅を利用する旅の途中に、ぜひ組み込んでみてください。
景色、自然、グルメ、温泉と、道南の魅力が半日でぎゅっと味わえますよ。
この記事が旅の計画のお役に立てばうれしいです。
ドライブの参考に、ぜひ保存しておいてくださいね。
大沼エリアは車での移動が基本。レンタカーは早めの予約がおすすめです。
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