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台湾出産記|台湾の妊婦健診で血液検査したら…|地中海貧血って何!?

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妊婦健診が始まる時、血液検査をしました。

数日経って、クリニックからこんな連絡を受けたんです。

「血液検査の結果が出て、確認したいことがあります。今までに地中海性貧血と言われたことはありませんか?」

女性であれば、普通の貧血はよく聞く話。
学校や社会人になってからの健康診断も血液一般という項目がいつも悪い判定がついていたので、貧血は長らく付き合っているものでした。
血液検査の前に鉄分が多いと言われるほうれん草を食べたりして運が良ければ引っかからない、そんな感じでした。

人生で初めて、しかも台湾で地中海性貧血という言葉を聞いて、何か重大な病気かしらと気になりクリニックへ飛んで行きました。

検査結果を見ると、MCV平均赤血球容積という値が基準値81-101のところ、私の結果では66.7と15近くも低いことがわかります。
我ながら低いな…

 

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台湾人に聞くと”あ〜”と言われるのですが、日本では聞きなれない言葉ではないでしょうか?
地中海性貧血は医学名はサラセミアです。

ネットで調べるとこんな説明が出て来ます↓

サラセミアは、ヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球中のタンパク質)を形成する4つのアミノ酸の鎖のうち1つの鎖の産生が不均衡なために生じる遺伝性疾患群です。
MSDマニュアル家庭版より引用

つまり?

・酸素を運ぶ赤血球の大きさが十分ではなく、結果として運ぶ量も少ない

・遺伝性である

・程度は軽度から重度まであり、重度の場合は頻繁に輸血が必要な場合もある

遺伝性ということなので、急いでマミーに確認すると「私もずーっと貧血に気をつけてね、と言われて来てる〜」とこんな回答が。

なるほど、やっぱり遺伝か

ちなみに地中海性貧血は、一般的な貧血とは別物です。

一般的に貧血と言われるものは、血液検査のHgb血色素で見るようで、女性標準値は12-16のところ、10あたりで貧血に気をつけようと言われるくらい。
ところが、私の場合は8.9なのでかなり下回っているようです。

妊娠が進むにつれて、貧血に陥りやすいと言われるので、一般的な貧血でもこれはかなり低めな数字が出てしまったらしいです。(ちなみに、妊娠中期で別の血液検査があり8.4に下がっていたので、妊娠に起因するであろう数値の低下もやはり見られました)

 

 

解決策はあるのか?という話なのですが、私は重度ではないと思います。(輸血レベルでは無いので)

地中海性貧血は遺伝子の問題なので変えることができないため、もうしょうがない、経過観察という結果になります。

実際にクリニックの先生にも予防策に関しては

急に立たない、ゆっくり動く

こんな事を言われるくらいでした。

しかし、台湾ではママが地中海性貧血だと分かると旦那さんも血液検査をするように言われます。

ややこしい話なのですが、中学でやりましたよね、これ。
女性の染色体はXX 男性はXY

ママに地中海性貧血があるということは、Xのうち1つがその因子があるということ。
ここで、パパも地中海性貧血がある場合、因子がある染色体同士が子供へ遺伝すると、台湾では子供もさらに血液検査が必要になるんだそうです。

我が家は運良く旦那さんは地中海性貧血は無かったので、一安心。

これから貧血が心配なので、増血剤を飲むことにしました。

日本ではクリニックで処方されるかもしれませんが、私が通ったクリニックでは増血剤は処方できないとのことで、先生に勧められたものを薬局で購入(990元)しました。

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産後、完母で行こうと考えているのですが、母乳も血液が関係しているようです。知り合いでママがひどい貧血で、母乳を諦めたという方の話も聞いたことがあります。

とにかくバランスの取れた食事を心がけるしか無かったです。
あとはいつも以上に”急に立たない、ゆっくり動く”です。

日本で詳しく調べたい方は、内科ではなく血液内科に相談するといいようです。

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